ジャパンモビリティショーへのプチ社員旅行
2023.11.01
福利厚生や学びのサポート事例として「ジャパンモビリティショー視察ツアー」をご紹介します。
「町いちばんのマイカーライフクリエイター」をビジョンに掲げるネッツトヨタ栃木としては、社員一人ひとりがクルマ業界全体のトレンドをいち早く察知し、お客様に還元することが大切です。
今年大きな話題となったジャパンモビリティショー2023は、新たな技術や先進的なモビリティソリューションを学ぶための絶好の機会でした。とは言え、ジャパンモビリティショーの開催期間中の弊社の定休日は10月30日(月)のみで、多くの社員がこの日に視察に行くであろうとの想定から、出来るだけ多くの社員が安全かつ楽しく参加できるよう、会社が直行バスツアー(交通費無料)を企画しました。
その結果約160名の社員から参加希望があり、バス6台で会場の東京ビッグサイトに向かいました。
会場でモビリティの新たな動向に触れ、知識を深めるだけでなく、移動中のバス車内で社員同士のコミュニケーションも深まり、学びと楽しみを両立したプチ社員旅行になりました。

仕事の流儀 記憶より“記録”
2023.11.01
人間ただ聞くだけだと記憶に残るのはたった5%といわれています。
記録を必要に応じて取ることで、約束や重要なことを自分が忘れない様にするだけではなく、メモを取りながらコミュニケーションをすることで、お客様や一緒に働く仲間が安心感を得られるという効果もありますので、記録は社会人の基本です。
ネッツトヨタ栃木の仕事は、多くの場合一人では完結せずチームで進めます。例えば、お客様からおクルマの点検入庫のご予約を頂いた場合は、お客様のご用命を伺ったうえで、電子カルテにデータとして記録に残します。それを見たサービスエンジニアやマネージャーは入庫当日に備えて部品の手配や作業の段取りを行い、入庫当日は担当営業スタッフもしくはスマイルクリエイターが、受付で電子カルテを再確認して作業内容をご説明します。これらの流れを進めるうえでメモは次の業務を行うスタッフ(後工程といいます)に必要な情報を伝える役目を果たします。
記録が不十分で何度もお客様や仲間に同じことを聞いしまったり、約束が実行されない様では経営理念やビジョンの実現どころか、社会人として一人前にはなれません。
記録と言ってもノートにペンで記入するメモだけではなく、今は電子データとしてパソコンへの入力や、ホワイトボードの板書をスマートフォンで写真に撮って残すなど多彩は方法がありますが、まずは記録すること、そしてなにより大切なことは記録したことを活用することです。
記録をもとに相手(お客様や仲間)の立場を思い浮かべながら事前準備をすることで、質の高いコミュニケーションが実現します。

サービススキルコンテスト社内決勝大会アナザービュー
2023.11.01
サービススキルコンテストには大勢の観戦者が訪れ、見て、食べて、学んで、楽しみました。今回その様子をレポートします。
200名以上が観戦
ネッツトヨタ栃木のサービススキルコンテスト社内大会決勝は、定休日に総合物流センターで開催されました。旧サービス技術コンクールの頃から、社内決勝大会は社員や関係者が観戦できるイベントとして開催しており、今回も200名以上の社員や社員家族が観戦に訪れました。
観戦の目的は出場する選手の応援や、高レベルな技術を見て学ぶ自己研鑽、休日レジャーの一環など様々です。そのため出場選手が在籍する店舗以外からも、多数の社員が会場に集まりました。
選手の奮闘を静かに熱く応援
サービススキルコンテストの主役はもちろん選手です。競技中は選手の邪魔になってはいけませんので、観戦者は静かに見守ります。各選手のストールに設置された課題進捗ボードに、課題クリアを意味する花のマークが掲示されると会場には拍手がおこり、それがまた独特の空気感を生み出します。
コンテスト観戦以外にも楽しみあり
競技は6名が同時行います。競技終了から審査結果発表まではしばらく休憩となるのですが、その時間はキッチンカーによる無料のフードサービスが用意されました。ちなみに今回のメニューは、宇都宮焼きそば、ピザ、クレープ、ドリンク各種でした。
BPセンターのデモンストレーションが大好評
会場敷地内にはBPセンターがあり、休憩時間にはBPセンターエンジニアによる、ペイントと鈑金のデモンストレーションが行われ、多くの社員が見学しました。
接触や事故で損傷したお客様のおクルマは、店舗に入庫するとBPセンターなどに運ばれ修理されます。店舗や本社に勤務する社員は、BP作業を直接見ることがあまりないため、BPセンタースタッフによる生解説つき実演は大変よい勉強になります。またBPセンターのスタッフにとっても、自分たちの技術を多くの仲間に披露することは嬉しい機会であり、モチベーションのアップにも繋がります。
みんなで見て、食べて、学んで、楽しむ
ネッツトヨタ栃木はネッツ店、ウェルキャブ店、レクサス、フォルクスワーゲン合わせて29の店舗と、店舗を支える新車点検センターやBPセンター、本社各部門など様々な拠点があります。ここ数年はコロナ禍で多くの社員が集まる機会が少なかったこともあり、久しぶりにみんなで時間と場所を共有し、選手(エンジニア)を応援し、ついでに食べて、学んで、楽しい時間となりました。最後にとっても楽しそうなチームの写真がありましたのでご紹介します。

サービススキルコンテスト社内決勝大会
2023.11.01
今大会から大きく生まれ変わったサービス技術コンクールについてご紹介します。
50年以上の歴史ある大会
サービス技術コンクールは1966年以降、50年以上の歴史を刻み、エンジニアの人材育成やモチベーション向上に、全国のトヨタ販売店とトヨタ自動車の両輪で推進してきた企画です。
ネッツトヨタ栃木では、この大会へのチャレンジが社風として根付いており、2007年開催の第25回ネッツサービス技術コンクール全国大会では、故障診競技で優勝、メンテナンス競技で準優勝という成績を収めております。
大会がモデルチェンジ
この歴史あるサービス技術コンクールが、お客様の幸せの量産に向けて「日常業務」で培った店舗総合力を披露する場へとモデルチェンジを図りました。従来はエンジニア個人の技術力を披露する場でしたが、今後はエンジニア個人の技術力+人間力を披露する個人競技に加え、営業スタッフやフロアスタッフ、サービスアドバイザーも参加してチームワークを披露するチーム競技の開催が検討されております。
今回はエンジニア個人競技の社内決勝大会が開催されましたので、その様子をレポートします。
サービススキルコンテスト社内大会の概要
出場資格は店舗在籍でトヨタサービス技術検定1級保持のエンジニアとし、過去のサービス技術コンクール地区大会・全国大会に出場経験者は対象外とされました。9月には出場資格を持つ43名のエンジニアが学科競技に挑み、上位6名が決勝出場となりました。決勝はお客様応対(受付・問診とお引渡し説明)と故障診断・修理作業の実技を60分で行いますが、定休日の開催ということもあり、会場のネッツトヨタ栃木総合物流センターには、200名以上の社員やご家族が集まり競技を観戦しました。
トヨタサービス技術検定1級とは
トヨタでは知識修得と技術向上をステップごとに独自の検定試験で確認し、国家資格だけでなく、トヨタ自動車が認めるエンジニアの証となる資格制度があります。トヨタサービス技術検定1級は、トヨタ自動車が認定する1~4級の独自資格のなかで最高峰となり、自動車の総合診断の知識のみならず、様々な専門知識と診断能力を有したサービスエンジニアが取得できます。
今回の社内大会はトヨタサービス技術検定1級保持が参加条件となりましたので、決勝出場選手6名をトヨタ検定取得歴と合わせてご紹介します。また、サービス技術コンクール(現サービススキルコンテスト)観戦歴25年の筆者目線で感じた、エンジニアに求められる能力についてもまとめてみました。
点検整備や修理作業の基本能力
お客様のお車を整備するための知識や技術だけではなく、車両の取り扱い、工具や設備の取り扱い、作業姿勢などもエンジニアの基本能力として求められます。これらは安全作業の観点でも重要です。競技中は様々な工具や機器を使いながら手際よく作業を進める選手の姿が印象的でした。
トヨタエンジニアとしての専門能力
今回は故障診断と修理作業の実技ということもあり、専用のパソコンを用いた診断や解析データを基にした判断が重要だったように感じました。車両技術は日々進化しますので、エンジニアとクルマの係わり方も変化します。今後はパワートレーンの電動化など一段と変化が加速しますので、トヨタエンジニアとして最新の技術を学び続けること、その技術を実践することはとても大切です。
お客様応対能力・人間力
競技には受付とお引渡しも含まれます。笑顔・挨拶・身だしなみ・言葉遣い・立ち居振る舞いなどの基本事項に加え、受付時には系統立てた問診による状況把握と要因推定、お引渡し説明では分かりやすい修理結果の説明が大切です。今回の競技ではお客様の気持ちを察した話し方や、メモを取りながら真剣にお客様のお話を聞く選手の姿が確認できました。
競い合い・学び合い・磨き合う
社内大会は全国トヨタ販売店サービススキルコンテストの地区大会の出場選手選抜も兼ねます。決勝出場選手6名の中から、会社の代表として地区大会に出場できる選手は1名のみ、競技中は独特の緊張感がありました。
選手たちは日常業務で培ったスキルを基に自己研鑽しこの日を迎え60分の競技に挑みます。その姿を応援する社員たちも学びの場となります。特に若手のエンジニアたちは選手の動きを見つめ、受付や引渡しでは話法を聞き逃すまいと、観覧席の最前線で聞き耳を立てる社員の姿もありとても印象的でした。
真剣に挑戦することの素晴らしさ
表彰式では選手たちの様々な想いが交錯し、涙を浮かべるシーンもありました。競技時間は60分ですが、ここに至るまでの濃密な訓練期間や、この大会に憧れてエンジニアとして成長してきた長い日々が選手たちにはあります。また、選手を支えた会社の仲間たちやご家族への想いもあったのだと思います。
大会名称はサービス技術コンクールからサービススキルコンテストに変わりましたが、いつの時代もトヨタ自動車やネッツトヨタ栃木が大切にしたいことは技術やスキルだけでなく、真心(こころ)を込めた仕事です。真剣に挑戦したからこその喜びや悔しさが、エンジニアという仕事を通して、ネッツトヨタ栃木が目指す人財ビジョン「町いちばんのマイカーライフクリエイター」の実現へとつながっていくのだと感じた大会でした。

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