仕事の流儀 記憶より“記録”
2023.11.01

人間ただ聞くだけだと記憶に残るのはたった5%といわれています。
記録を必要に応じて取ることで、約束や重要なことを自分が忘れない様にするだけではなく、メモを取りながらコミュニケーションをすることで、お客様や一緒に働く仲間が安心感を得られるという効果もありますので、記録は社会人の基本です。
ネッツトヨタ栃木の仕事は、多くの場合一人では完結せずチームで進めます。例えば、お客様からおクルマの点検入庫のご予約を頂いた場合は、お客様のご用命を伺ったうえで、電子カルテにデータとして記録に残します。それを見たサービスエンジニアやマネージャーは入庫当日に備えて部品の手配や作業の段取りを行い、入庫当日は担当営業スタッフもしくはスマイルクリエイターが、受付で電子カルテを再確認して作業内容をご説明します。これらの流れを進めるうえでメモは次の業務を行うスタッフ(後工程といいます)に必要な情報を伝える役目を果たします。
記録が不十分で何度もお客様や仲間に同じことを聞いしまったり、約束が実行されない様では経営理念やビジョンの実現どころか、社会人として一人前にはなれません。
記録と言ってもノートにペンで記入するメモだけではなく、今は電子データとしてパソコンへの入力や、ホワイトボードの板書をスマートフォンで写真に撮って残すなど多彩は方法がありますが、まずは記録すること、そしてなにより大切なことは記録したことを活用することです。
記録をもとに相手(お客様や仲間)の立場を思い浮かべながら事前準備をすることで、質の高いコミュニケーションが実現します。
