命を守るために避難訓練と救命訓練
2024.03.29
ネッツトヨタ栃木は毎年3月と9月の年2回を、皆で防災について考える期間としています。
3月27日には西那須野店が避難訓練と救命訓練を実施しましたので、その様子をご紹介します。
訓練の流れ
8時15分地震発生。地震は収まったものの、給湯室から出火を確認。消火班が消火を開始。
初期消火が出来ず、建物からの避難と消防機関への通報を実施。逃げ遅れた方がいない事を確認。
ここでショールームに戻り、一連の避難訓練の流れを振り返り、気づきや改善点を共有しました。
すると突如社員が倒れこみました。これは一部の社員以外には告知していない救命訓練のシナリオで、ガイド役のスタッフがいるものの、各自の判断や行動がリアルタイムで試される場となりました。
意識確認、呼吸確認、心臓マッサージな、AEDの使用など、講習で学んだことがあるスタッフでも、突然の事態に戸惑う様子がありました。
一連の救命処置を行い、気づきを共有して救命訓練は終了となりました。
参加したスタッフの声
現状の自分では人命救助が出来ない。何度も繰り返し万事に備えたい。
救命の研修を数年前に受けましたが、やはり時間と共に忘れていることが沢山あり参考になりました!
救命のやり方が分かったので少し自信がつきました。
色々な訓練を経て、いざ実際に遭遇した際に行動できるようになりたいです!
とっさの行動は、一瞬”間”ができてしまうことがよくわかりました。
身近な人で起きてしまい、後遺症又は亡くなってしまったら自分の不甲斐なさに後悔してしまうと思う。それがいつ何時誰に対しても救命処置が出来れば自分に後悔が生まれないと思えた。
訓練ですらまともに動く事が出来ず、何が必要でどう動くのがベストかを改めて学べるいい機会になりました。
いざ自分がやらなきゃいけない時に、絶対必要なスキルだと感じました。
実際にシミュレーションしてみて、わからない事が多々ありとても勉強になりました。
救命現場に遭遇したことがないため、あまり考える機会がなかったのですが、研修に参加して、人を生かすも殺すも自分の判断や行動で結果が変わってくることを実感し、しっかり考えていかないと駄目だと感じました。
忘れかけていたことですので大変勉強になりました。率先して協力したいと思いました。
店長の想い
私たちは人に対して何事にも全力で取り組む集団にしてまいりたいと思っております。今後もこのような機会を設けて訓練を積み重ねてまいります。
本社サポートスタッフの想い
バイスタンダーという言葉があります。英語で「傍観者」という意味を持つ言葉ですが、救急現場に居合わせた人や発見した人のことを指す呼び方です。ただ傍観するだけではなく、勇気を出して適切な応急処置を施すことで、傷病者の命や今後が大きく変わるだけでなく、バイスタンダー自身の人生も変わります。今回は誰もがバイスタンダーになる可能性があることを前提に、目の前の傷病者と自分自身の為にやるべき事を皆で訓練しました。

親子で学ぼう!防災教室
2024.03.12
子どもたちと保護者を対象に、災害から身を守るための知識を学ぶ体験型イベントを開催しました。
なぜ防災教室
ネッツトヨタ栃木は“社会公共の福祉に貢献する”ことを目的の一つとして経営理念に掲げています。
それは、クルマの販売や整備など、仕事そのものを通じて、お客様・地域社会の要望・困りごとを解決することで実現出来ると考えていますが、3月11日の「防災意識を育てる日」を前に、防災をテーマにしたイベントを企画しました。
災害が起きたとき、備えがあればクルマは避難場所にもなりますし、車種によっては電源として使うことも出来ます。また、災害大国と言われる日本では、子どものうちから自分と周りの人の命を守るための防災教育が重要です。
今回は損害保険ジャパン株式会社様の協力を得て、「クルマ・親子」を軸に小学生とその保護者が、楽しみながら体験して学べるイベントを目指しました。
クルマで非常時給電
災害で停電になると復旧まで3日以上かかると言われています。東日本大震災では3~8日、能登半島地震ではそれ以上、7日目で60%の復旧率でした。そのような場合にクルマを電源として利用し、ライフラインの一つである電気を確保する方法があります。
今回は現行型アクアを用いてクルマの給電機能を学びました。アクアは後部座席の足元中央に家庭と同じ100V コンセントがあり、走行中に車内で電気製品を使うときに役立ちます。
また、災害時等には非常時給電機能を使うと、車両の走行機能を停止した状態でコンセントから給電が可能です。アクアの場合、最大1,500Wの電気が使用可能で、非常時給電機能をガソリンが満タン/消費電力400Wの状態で使用した場合、約5日間の電力供給が可能です。
イベントでは実際にアクアの非常時給電機能を使用し、様々な電化製品が使えることを確認しました。
給電に関する詳しい情報はこちらから
トヨタ トヨタの給電 | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)
ハザードマップの見方
ハザードマップは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものです。
今回は参加者のご自宅周辺のハザードマップを親子で確認しました。またクイズ形式で避難するときにどの道を通れば安全かを考えるワークを行いました。
災害時に何処へどの様に避難すれば良いか、家族であらかじめ共有しておくことはとても大切です。
応急手当
怪我をした場合に身近にある物を使って出来る応急手当を体験しました。
親子や兄妹で止血方法や骨折の手当てを実際にやってみて、みんなで助け合う「知恵や技」を楽しく学ぶことができました。
水害着せ替えゲーム
大雨で避難が必要になったとき、どのような服装や持ち物が良いか、着せ替えゲーム形式で学びました。
服装は?バッグは?靴は?手に持つものは? いくつかの候補からアイテムを選び、マグネットを貼って仕上げました。大雨で非難するときには長靴よりもスニーカーが良いなど、子どもたちだけでなく大人も“なるほど”と思う気づきがありました。
防災グッズ体験・非常食試食
非常時の備えとして役立つ防災リュックの確認や、能登半島地震の避難所でも使用された段ボールベッドの体験を行いました。
また、約5年間の長期保存が可能なアルファ米おにぎりとパンを実際に食べてみました。おにぎりはアクアの非常時給電機能を使って電気ポットで沸かしたお湯を入れて15分で完成、パンは缶詰になっており開封するだけで食べる事ができます。
非常食は初めて食べるという方がほとんどでしたが、どちらも美味しいと好評でした。
災害はいつ起きるか分かりません。自分や自分の周りの大切な人を災害から守るために、モノや意識・知識の備えが大切ということを私たちも再認識しました。
“次回は色々な形状のクルマで車中泊を体験するコンテンツをやってみたい“等のアイデアも出てきました。この様なイベントを通して防災意識の向上を図り、社会公共の福祉に貢献していきたいと思います。

地域の子どもたちへの支援
2024.01.10
地域社会へ貢献すべく、宇都宮市戸祭にある“キッズハウス・いろどり”にお菓子の寄付を実施しました。
キッズハウス・いろどりは、子どもたちが安心して過ごせる場所として、食べる・学ぶ・遊ぶ・安心をワンストップで支える様々な活動を展開しています。具体的な取組みとして、「こども食堂」「親と子供の居場所」「塾に通っていない小学3年生~中学生向けの学習支援」などの活動を通じて、地域の子どもたちとその親に支えを提供しています。
実際にキッズハウス・いろどりを訪れ、施設の運営責任者の方から、「この施設は食堂だけでなく、お子さんや親御さんが安心できる居場所としてあり続けたい」という熱い想いを伺い、私たちもその想いに共感しました。
地域社会への貢献を通じて、子どもたちの笑顔や未来に一緒に寄り添っていくことも、当社の社会的な使命だと考えています。

経営理念・ビジョン・バリュー
2023.12.26
ネッツトヨタ栃木の守川です。「経営理念」「ビジョン」「バリュー」について解説します。
経営理念とは
会社で働く皆が大切にしたい価値観・原則であり、ネッツトヨタ栃木が存在する目的を示したものです。時代を超えて変えてはいけないもの、追及しつづけるもので、国における憲法や、個人における信条のようなものです。
従業員の幸福とは
「従業員の幸福」は、『物心両面で豊かになる』ことで実現されると考えています。具体的には以下の通りです。
■安心して働ける環境
高く・安定した給与
人財成長に向けた教育、冷暖房完備のサービス工場など人・設備への投資
イキイキと一体感をもって働ける人間関係・職場環境
■働いていることを自慢できる仕事・会社
お客様・地域社会から「ネッツトヨタ栃木が無くなったら困る」と言われるような、世の為・人の為に役立っていることを実感できる仕事・会社づくり
社会公共の福祉に貢献とは
クルマの販売や整備など、仕事そのものを通じて、お客様・地域社会の要望・困りごとを解決することが、クルマ屋の私たちだからこそできる最大の社会貢献だと考えています。クルマの価格も含めた物価の高騰、ドライバーの高齢化、デジタル技術の進化など、社会、市場、商品・サービスの変化は、お客様や地域社会にクルマにまつわる新たな要望や困りごとを生んでおり、私たちにはさらなる貢献の機会が広がっています。加えて、納税、雇用創出、ボランティア活動、寄付などを行うことで、幅広く社会公共の福祉に貢献したいと考えております。
利潤の追求とは
「利潤の追求」と聞いて、生臭く感じる方もいるかもしれません。 しかし利潤は追求し続けます。なぜなら従業員がもっと幸せになるために、会社が社会にもっと貢献するためには“元手”が必要だからです。
ただし“正々堂々”とした方法で利潤を追求します。法令や倫理を遵守することは大前提であり、従業員やお客様、パートナー企業など関係者の犠牲の上に成り立つ利潤では意味がありません。
また物事には優先すべき順序があります。あくまでも「従業員の幸福」と「社会公共の福祉への貢献」が“目的”であり、利潤の追求は“手段”に過ぎません。 利潤の追求を最優先することは、経営理念を自ら否定することになりますので、目的と手段の関係は絶対に守り続けます。
経営理念のまとめ
仕事そのものを通じてお客様・地域社会へ貢献することで(下図①) その対価として売上が上がり、同時に感謝や敬意をいただければ(下図②) 従業員は物心両面で豊かになり、一段と仕事を通じて社会に貢献することができます(下図③) このサイクルを回し続けることが経理理念の追求となります。
ビジョンとは
経営理念をどのように実現するか、ある時点での目指す姿や目標、道筋を具体化したものがビジョンです。経営理念は普遍で追及し続けるものですが、ビジョンは将来的または中期的に達成したい目標であるため、時代によって変わります。
ビジョン策定の背景
当社の人財ビジョンは「町いちばんのマイカーライフクリエイター」です。このビジョンは2020年に策定しました。
背景には、社会、市場、商品・サービスの変化により、お客様のおクルマ選びが「何を買う」ではなく、「どこで・誰から買う」に変化したこと、デジタル技術の進化により、営業スタッフやお店を直接介さなくてもクルマが買える時代が到来したことが挙げられます。このような背景から、いかなる環境においてもお客様、地域社会から選ばれる、リアルな人間・店舗ならではの魅力を磨くことが一段と重要になり、人財ビジョンの策定にいたりました。
私たちの使命
私たちの使命は、お客様のことをお客様以上に知り、お客様の人生のあらゆるステージで、最高のマイカーライフを創りつづけることです。クルマを売る、点検修理をする、接客や事務をすることはこの使命を果たすための手段に過ぎません。
仕事の捉え方として、私たちの業種は何かと問われれば、自動車販売業やカーディーラーではなく、「マイカーライフクリエイター」と答えます。また職種も同様に、営業職、整備職、事務職それぞれの仕事を通じて果たしたい共通の使命は「マイカーライフクリエイターそのものになる」ことです。
ビジョンのまとめ
ビジョンは私たちが働くうえで共通の目的、いいかえれば「心の置き場所」を明確にしたものです。会社として「心の置き場所」を明確にすることで、みんなで同じ方向をむいて、その実現に力を合わせていきます。当社は人財に焦点を当てたビジョンを策定し、実現に向けた取組みを推進しています。
バリューとは
経営理念やビジョンを実現するために、社員が大切にしてほしい考え方や行動を示したものがバリューです。
まじめ、すなお、逞しく
”まじめ”とは、社会・組織のルール・倫理観を遵守する。誠実に正々堂々と生きる、働くということです。
ルールや倫理観の遵守は経営理念やビジョンを実現する上で大前提です。自分達さえ良ければ、社会のルールや倫理観を逸脱しても構わない、といった自分勝手な考え方は許されません。逸脱すれば、「町いちばん」どころか、社会に存在すること自体許されなくなります。何より、後ろめたさがあっては力が発揮できません。正々堂々と王道を歩むからこそ、働く皆が思いきり力を発揮し、良い仕事が出来ます。
“すなお”とは、謙虚にお客さまや仲間の声に耳を傾け受け入れる、学ぶということです。お客様からのご意見や上司・先輩からのアドバイスを、素直に受け入れることが出来る人は、仕事の覚えも早く、必ず成長します。
“逞しく”とは、何か問題に直面した時に誰かのせい、周囲の環境のせいにせず、問題を解決するために、自分ができることは何かを考え、行動することです。
当社では新入社員から経営者に到るまで、全員がまじめ、すなお、逞しく ありたいと心底思っています。
“For You”
これは“For You”=お客様・仲間など相手の立場で考え、行動するということです。職種や役割が異なっても、お客様にとって、仲間にとって、何がベターか、という共通の軸で物事を考え、議論を交わせば、自ずと答えは見えてきます。
一方で“For Me”の視点になると、自分たちの損得を優先する考えとなり(例:今だけ、金だけ、自分だけ)、その結果逃げる、嘘をつく、ごまかすなどの行動に陥りがちです。人間誰しも自分が一番大切なもの。したがって“For Me”は否定しませんが、それだけでは各自の主張がぶつかるだけで、物事が前進しません。
じゃあどうする
仕事を進めるうえで、様々な課題にぶつかることもあります。そんな時は、「じゃあどうする?」を合言葉に、できない理由を考えるのではなく、どうすれば出来るかを考えます。
その逆で「出来ない」「むずかしい」「無理だ」「仕方ない」 これら4つの言葉は禁句です。禁句だからといって、絶対に口にするなということではありません。人間誰でもつい弱音を吐いてしまうことがあります。しかし意識し続けることで、考えや行動は変わります。4つの禁句を嫌がる風土、もしも口に出してしまったら、「今のNGワードだよ」と社員同士が気軽に言い合える風土が必要です。
バリューのまとめ
バリューは仕事において何を大切すべきかをまとめています。社員一人ひとりが、日々バリューに見合った考え方や行動を実践することで、経理理念やビジョンを実現することが出来ます。
策定してゴールではない
「経営理念」「ビジョン」「バリュー」は策定してゴールではなく、定着がゴールです。すべての社員がバリューを実践し、ビジョンを実現させることが、経営理念の追求となります。さらに、ビジョンやバリューは時代によって見直しが必要です。こうした活動が企業の原動力となり、その積み重ねが社風となっていきます。
求職者の皆様へ
就職活動や転職活動において、給与や休日など会社選びの判断基準はたくさんありますが、自分の価値観と企業の「経営理念」「ビジョン」「バリュー」の一致点がどのくらいあるかを知ることも大切です。
入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、まずは自分が「どうありたいか」を考えましょう。そして、WEBで公開されている情報や企業訪問を通して、「経営理念」「ビジョン」「バリュー」も調べて、ありたい姿を実現できる企業かどうかをしっかりと吟味してください。

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