仕事の流儀 出船につける
2023.12.16

「出船につける」とは、船首を沖に向けて揃えることです。
船が港に帰ってきた際に、陸側に船首を向けたままだと、出港の際は一旦バックして向きを変える必要があります。仮に軍艦や緊急船舶だとしたら、それが非常時には大変なロスになります。「出船につける」とは、いつ何時においても迅速に行動が出来るよう、常に準備をしておこうという心構えです。
ネッツトヨタ栃木では「出船につける」が社員の大切にすべき考え方の一つになっています。例えば靴を脱いだときに、つま先を外に向けて揃えることや、駐車場にクルマを止める際は、その場所に特別な指定がない限りバックで駐車するなど、礼儀作法やマナーの観点で当たり前のことです。
そして何よりも、日頃お客様の応対やおクルマの整備をする姿勢として、「出たとこ勝負」ではお客様の期待を上回る仕事はできず、価値・感動を提供できません。ネッツトヨタ栃木の「出船につける」とは用意周到、準備完了である状態を指します。つまり、準備に手ぬかりがなく万全であることが仕事の流儀です。
