マイカーライフクリエイターズ vol.5
2024.09.26
マイカーライフクリエイターズ vol.4でご紹介したフォルクスワーゲンの全国大会『サービスクオリフィケーションジャパンチャンピオンシップ』(以下、SQJC)にはもう一名ネッツトヨタ栃木のスタッフが出場しています。今回はサービスアドバイザー部門で出場した上遠野さんのインタビューをお届けします。
上遠野さんは2022年キャリア採用でネッツトヨタ栃木に入社。現在、サービスアドバイザーとして勤務しています。
全国大会出場を果たした心境
学科の一次と二次を受けた時はしっかりと復習していたこともあり、手ごたえ自体は感じていましたが、自分が予選通過できるとは思っていなかったのでまさかの展開でした。 学科対策としてはフォルクスワーゲンのメーカーで行われる研修内容を復習し、SQJCに向けてはサービスアドバイザーの先輩方とロールプレイングを行いました。
コロナ禍以前に全国大会(現在とは一部運営が異なる)を間近で見られる機会がありました。女性サービスアドバイザーの方が一名参加されていて、「かっこいいな」という憧れの気持ちと、いつか自分もチャレンジしてみたいという思いが芽生えたことを覚えています。今回初めてのチャレンジで、SQJCの切符を掴むことができて本当に驚きました。
SQJC当日は今まで経験したことのないこともありました。開会式から競技終了までの私語が一切禁止されるだけでなく、公正な審査を行うために昼食や休憩も係の方がずっと付き添います。競技は実車を使った点検の受付説明、部品交換の提案に関するもの、iPadを使った説明の3種目を各15分で行います。準備時間の5分間で自分の魅せ方や説明のストーリーを組み立てて臨みました。緊張感のある中ではありましたが、業務で日常的に身についていることはしっかりとできたと思います。ただ、やはり日頃以上の力は出せないと痛感しました。
競技後の懇親会では今回優勝された方や他社の女性サービスアドバイザーの方を含めて色々な選手と交流しました。皆さん知識だけでなくて、気遣いもでき、話し方や伝え方のテクニックがあって、非常に刺激を受けました。
後日ですが、1~3位入賞された方々のアーカイブ映像も見ましたが、聞き入ってしまうほどに洗練されていました。

目指す存在
サービスアドバイザーの仕事はお医者さんのようにお客様のお車の健康管理のために問診、提案、説明を日々行っています。お客様が伝えたいことを正確に把握してテクニシャンに繋ぐ架け橋になること、お客様に寄り添った対応をお届けすることを心掛けています。
そのために、前日までに担当するお客様の今までの整備履歴をチェックして来店に備えます。 例えばある部品が故障し交換が必要となった場合、部品の働きや交換の必要性などサービステクニシャンに確認し、まずは自分自身が理解します。整備士の資格は持っていないので、私自身が理解できないものはお客様にお伝えできませんので、車に詳しくないお客様でも分かりやすくお伝えできるようにしています。
在籍している店舗にはサービスアドバイザーの先輩が3名おり、三者三様のスキルをお持ちなので、現場でそれぞれのテクニックを学ぶことができます。どんなに忙しくても、助けてほしい時は手を差し伸べてくれますし、最後の砦として副店長も控えていてくれるので、安心してのびのびと働くことができ、とても恵まれた環境です。 副店長がレクサス事業を経験されているので、電話対応ひとつをとっても、自分の中からは出てこないフレーズを自然に話されていたり、立ち姿一つとっても洗練されているので日々観察して真似しています。
私とフォルクスワーゲン
物心ついた時から家にはフォルクスワーゲンの車がありました。私自身も免許を取ってからずっとフォルクスワーゲンオーナーで、毎日ちょっと頑張ろう、車に似合うようちょっとだけ背伸びしようと思わせてくれる存在です。特にゴルフは大切にしているコンセプトを変えずに、オールマイティなバランスの取れた優等生のイメージを持っています。さらにオリジナルアクセサリーやグッズもかわいいので大好きです。もっとブランドの良さをお客様と共有していけたらと思いますし、私もいつかはゴルフオーナーになりたいです。
今後のビジョン
今大会を振り返ってみても、まだまだ伸びしろがたくさんあるように感じています。
私自身の長所はお客様に近い目線を持っていること、誰に対しても気さくなところだと思います。 今よりももっと良くするために言葉遣い、表情、所作に厚みを出してプレミアム感を高めていきます。お手本になる上司や先輩方がたくさんいる環境ですし、もっとフォルクスワーゲンの魅力をお伝えできれば、ワンランク上に行けると考えています。 お客様にとっても、一緒に働くスタッフにとっても、きめ細やかな対応が自然とできるスタッフになることが目標です。
インタビュー中も終始笑顔が素敵でした。白石さん同様、SQJCのファイナリストになることは大変名誉なことです。普段から分からなかったことはそのままにはしない、理解していくことは大変でも決して苦にはならないと言っていたので、そういった姿勢がSQJC出場に繋がったのだと感じました。