マイカーライフクリエイターズ vol.4
2024.09.15
全国のフォルクスワーゲン販売店スタッフが実力を競い合い、日本の頂点を決める大会『サービスクオリフィケーションジャパンチャンピオンシップ』に出場した白石さんのインタビューをお届けします。
白石さんは2017年キャリア採用でネッツトヨタ栃木(入社当時はネッツトヨタ宇都宮)に入社。ネッツ店のエンジニア勤務を経て、2021年にフォルクスワーゲン店舗へ異動、わずか3年余りの間に2年連続で全国大会に出場した期待のスタッフのひとりです。
日常業務に加え、フォルクスワーゲン認定資格やトヨタ自動車認定資格等の取得も並行し、日々研鑽に励んでいます。

サービスクオリフィケーションジャパンチャンピオンシップ(SQJC)とは
フォルクスワーゲングループジャパン主催のサービスアドバイザー、サービステクニシャン(エンジニア)の技術力の頂点を決める大会です。
対象は全国のフォルクスワーゲン正規ディーラー約250店舗のサービスアドバイザー約480名、サービステクニシャン約1,200名です。学科による一次・二次予選を経て、サービスアドバイザー部門12名、サービステクニシャン部門12名のみが決勝に進むことができ、決勝大会は愛知県豊橋市にあるフォルクスワーゲングループジャパンの本社で実技競技が行われます。
新型コロナウイルスの影響により、数年間開催が休止されていましたが、2023年からサービステクニシャン部門が再開、2024年からはサービスアドバイザー部門も再開されました。
白石さんは2023年、2024年と連続で全国大会出場した(ファイナリストと呼ばれます)サービステクニシャンです。
2年連続での全国大会出場を果たした心境
昨年の全国大会決勝出場が決まった時は素直に嬉しい気持ちと同時に緊張したことを覚えています。今年も決勝に進めると分かった時はリベンジできる、スタートラインに立てたと安心しました。
決勝に向けてはフォルクスワーゲンの学習WEBサイトで公開されている資料を読み込んだり、ノートにまとめたりしていました。日々の業務の中で気になることがあれば自分が納得できるまで徹底的に調べたり、先輩方に意見やアドバイスをいただきながら知識と技術の向上に努めました。
決勝当日は朝から独特の空気でした。
豊橋に前泊したので、宿泊先から競技会場へ大型バスで向かうのですが、その車中も張り詰める緊張感がありました。競技会場に着くと競技終了までスマホなどの通信機器を預けて、一切の私語も制限されるので普段の生活や業務では味わうことのない雰囲気に包まれていました。その環境の中で競技に挑むので、落ち着いて自分のペースで緊張しすぎずに普段通り作業を進められるかが鍵になります。
競技は配線図に関するもの、不具合が設定された車両の点検、故障診断の3種目を各45分で行います。専用のシステムツールから文献検索、配線図を読み解く力や車両の制御知識が必要であり、効率的な作業が求められるものでした。
今回2回目のチャレンジだったこともあり、あまり緊張せずに本来の力を出し切ることはできました。しかしながら、TOP3に入ることができなかったので悔しさが残り、自分の力不足を痛感しました。
周りの選手は私よりも経験豊富な方々ばかりで、競技後の懇親会では全国大会決勝に通算8回出場された方にお話を伺い、何度もチャレンジするハングリーさに刺激を受けました。レベルの高い環境に身を置ける楽しさを味わえたのはいい経験だったと思います。

目指す存在
私が在籍する店舗では、整備スタッフの中でもっとも若手であり、ベテランの方ばかりなので皆さん助けてくれます。中でも大ベテランの吉野さんの存在は大きいです。
フォルクスワーゲンの認定資格5項目全てでスペシャリストに合格すると『テクニカルマイスター』という資格が取得できます。資格取得年ごとにフォルクスワーゲングループジャパンの本社にネームプレートが掲示されているのですが、2年に1回の更新試験をパスしないと名前は残されません。そのネームプレートが一番古くから残っているのが吉野さんです。日本で一番長く現役でテクニカルマイスターを続けている先輩が身近にいることは大変ありがたいことです。
私のような若い年次のスタッフが勉強するのは当然かと思いますが、長く現役を続けているレベルにいてもなお、新しい技術を学び、私たちスタッフの先頭を走って引っ張ってくれるので尊敬しています。
今回、決勝に向かうにあたっても「楽しんでこい」と送り出してくれました。
普段から見守ってくれて、自由にやらせてくれます。決して話の腰を折ったり、遮ったりせずに最後まで私の意見に耳を傾けてくれるので、私からどうしたらいいかと相談に行くと「こういう風にやってみて」とアドバイスやヒントをくれます。吉野さん自身、答えは分かっているけれども、私自身に考えさせて答えが出せるよう導いてくれます。技術や知識だけでなく、考えて行動する力を伸ばせる最高の環境だと思います。

今後のビジョン
日本一のサービステクニシャンになるため、SQJCに何度でも挑んでいきたいです。
直近ではスペシャリストの資格を一つずつクリアしている最中なので、ゆくゆくはテクニカルマイスターの資格を取ること、国家1級整備士資格を取ることを目標にしています。
今の店舗ではまだ整備の後輩がいませんが、後進の育成をする時がきたら、目的が何かを伝え、教える時は理由を伝えて、相手に意味をしっかり理解してもらうことが大切だと思います。お互いの成長につながるように順序立てて、言葉で伝えて、手本を見せて、実際にやらせてみせて、少しずつ仕事を任せる。私自身が先輩方にそうしてもらったように、自分で考えて判断する能力を身に着けられるようフォローしたいです。努力をすれば誰でもチャンスがあるので、SQJCにも興味を持ってチャレンジしてほしいです。

倍率100倍の大会SQJCのファイナリストに入るだけでも大変な名誉なことなのですが、それを2年連続ファイナリストになるという偉業です。知識や技術に対して貪欲さ、謙虚さと真面目さ、そして情熱を感じました。
備考
ネッツトヨタ栃木はトヨタブランドの他に、ダイハツ(ダイハツ宇都宮ゆいの杜、ダイハツ小山北)、レクサス(レクサス小山)、フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲンサザン宇都宮、フォルクスワーゲンサザン小山)ブランドも取り扱いしております。白石さんは現在フォルクスワーゲンサザン小山で活躍するサービステクニシャンです。

白石さんは2017年キャリア採用でネッツトヨタ栃木(入社当時はネッツトヨタ宇都宮)に入社。ネッツ店のエンジニア勤務を経て、2021年にフォルクスワーゲン店舗へ異動、わずか3年余りの間に2年連続で全国大会に出場した期待のスタッフのひとりです。
日常業務に加え、フォルクスワーゲン認定資格やトヨタ自動車認定資格等の取得も並行し、日々研鑽に励んでいます。

サービスクオリフィケーションジャパンチャンピオンシップ(SQJC)とは
フォルクスワーゲングループジャパン主催のサービスアドバイザー、サービステクニシャン(エンジニア)の技術力の頂点を決める大会です。
対象は全国のフォルクスワーゲン正規ディーラー約250店舗のサービスアドバイザー約480名、サービステクニシャン約1,200名です。学科による一次・二次予選を経て、サービスアドバイザー部門12名、サービステクニシャン部門12名のみが決勝に進むことができ、決勝大会は愛知県豊橋市にあるフォルクスワーゲングループジャパンの本社で実技競技が行われます。
新型コロナウイルスの影響により、数年間開催が休止されていましたが、2023年からサービステクニシャン部門が再開、2024年からはサービスアドバイザー部門も再開されました。
白石さんは2023年、2024年と連続で全国大会出場した(ファイナリストと呼ばれます)サービステクニシャンです。
2年連続での全国大会出場を果たした心境
昨年の全国大会決勝出場が決まった時は素直に嬉しい気持ちと同時に緊張したことを覚えています。今年も決勝に進めると分かった時はリベンジできる、スタートラインに立てたと安心しました。
決勝に向けてはフォルクスワーゲンの学習WEBサイトで公開されている資料を読み込んだり、ノートにまとめたりしていました。日々の業務の中で気になることがあれば自分が納得できるまで徹底的に調べたり、先輩方に意見やアドバイスをいただきながら知識と技術の向上に努めました。
決勝当日は朝から独特の空気でした。
豊橋に前泊したので、宿泊先から競技会場へ大型バスで向かうのですが、その車中も張り詰める緊張感がありました。競技会場に着くと競技終了までスマホなどの通信機器を預けて、一切の私語も制限されるので普段の生活や業務では味わうことのない雰囲気に包まれていました。その環境の中で競技に挑むので、落ち着いて自分のペースで緊張しすぎずに普段通り作業を進められるかが鍵になります。
競技は配線図に関するもの、不具合が設定された車両の点検、故障診断の3種目を各45分で行います。専用のシステムツールから文献検索、配線図を読み解く力や車両の制御知識が必要であり、効率的な作業が求められるものでした。
今回2回目のチャレンジだったこともあり、あまり緊張せずに本来の力を出し切ることはできました。しかしながら、TOP3に入ることができなかったので悔しさが残り、自分の力不足を痛感しました。
周りの選手は私よりも経験豊富な方々ばかりで、競技後の懇親会では全国大会決勝に通算8回出場された方にお話を伺い、何度もチャレンジするハングリーさに刺激を受けました。レベルの高い環境に身を置ける楽しさを味わえたのはいい経験だったと思います。

目指す存在
私が在籍する店舗では、整備スタッフの中でもっとも若手であり、ベテランの方ばかりなので皆さん助けてくれます。中でも大ベテランの吉野さんの存在は大きいです。
フォルクスワーゲンの認定資格5項目全てでスペシャリストに合格すると『テクニカルマイスター』という資格が取得できます。資格取得年ごとにフォルクスワーゲングループジャパンの本社にネームプレートが掲示されているのですが、2年に1回の更新試験をパスしないと名前は残されません。そのネームプレートが一番古くから残っているのが吉野さんです。日本で一番長く現役でテクニカルマイスターを続けている先輩が身近にいることは大変ありがたいことです。
私のような若い年次のスタッフが勉強するのは当然かと思いますが、長く現役を続けているレベルにいてもなお、新しい技術を学び、私たちスタッフの先頭を走って引っ張ってくれるので尊敬しています。
今回、決勝に向かうにあたっても「楽しんでこい」と送り出してくれました。
普段から見守ってくれて、自由にやらせてくれます。決して話の腰を折ったり、遮ったりせずに最後まで私の意見に耳を傾けてくれるので、私からどうしたらいいかと相談に行くと「こういう風にやってみて」とアドバイスやヒントをくれます。吉野さん自身、答えは分かっているけれども、私自身に考えさせて答えが出せるよう導いてくれます。技術や知識だけでなく、考えて行動する力を伸ばせる最高の環境だと思います。

今後のビジョン
日本一のサービステクニシャンになるため、SQJCに何度でも挑んでいきたいです。
直近ではスペシャリストの資格を一つずつクリアしている最中なので、ゆくゆくはテクニカルマイスターの資格を取ること、国家1級整備士資格を取ることを目標にしています。
今の店舗ではまだ整備の後輩がいませんが、後進の育成をする時がきたら、目的が何かを伝え、教える時は理由を伝えて、相手に意味をしっかり理解してもらうことが大切だと思います。お互いの成長につながるように順序立てて、言葉で伝えて、手本を見せて、実際にやらせてみせて、少しずつ仕事を任せる。私自身が先輩方にそうしてもらったように、自分で考えて判断する能力を身に着けられるようフォローしたいです。努力をすれば誰でもチャンスがあるので、SQJCにも興味を持ってチャレンジしてほしいです。

倍率100倍の大会SQJCのファイナリストに入るだけでも大変な名誉なことなのですが、それを2年連続ファイナリストになるという偉業です。知識や技術に対して貪欲さ、謙虚さと真面目さ、そして情熱を感じました。
備考
ネッツトヨタ栃木はトヨタブランドの他に、ダイハツ(ダイハツ宇都宮ゆいの杜、ダイハツ小山北)、レクサス(レクサス小山)、フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲンサザン宇都宮、フォルクスワーゲンサザン小山)ブランドも取り扱いしております。白石さんは現在フォルクスワーゲンサザン小山で活躍するサービステクニシャンです。
