NETZ CAMP -イベント開催準備編-
2025.04.16

昨年からスタートした体験型イベントのNETZ CAMP。今回はイベント開催準備の様子を一部ご紹介します。
NETZ CAMPとは
当社保有のキャンピングカーで車中泊を行うイベントで、キャンプビギナーの方は気軽に参加でき、キャンプ経験者の方はキャンピングカーという新たな楽しみ方を知ることができる機会です。(*1)
(*1)関連記事のリンクはこちら ☞ 初開催!『NETZ CAMP』 / 第2回 NETZ CAMP開催!
新たなコンテンツを考える
昨年の開催実績を踏まえ、より良いイベントにするために事務局でアイデアを出し合って数カ月。もっと自然と親しめるものは?お客様と共につくりあげるものは?わくわくするものはなんだろう?どんな仕掛けがいいか皆で頭を悩ませました。全員一致で楽しそう!となったアイデアが「竹でご飯を炊く」です。実践経験があるスタッフは誰もいなかったため、本番を迎える前に竹炊飯実験を開くことにしました。
竹炊飯実験記録
当社の敷地内は火気の使用ができないため、スタッフ宅で実験を行いました。竹林を所有されている方から入手した竹をまずは加工して蓋を作ります。最初はこの加工に手間取ったものの、今ではお手の物とのことでした。
お米をしっかりと浸水した後、竹の飯盒にお米を移して水を足していきます。お米1に対して水1.2の割合を目安にしましたが、使用する竹の水分量によっても炊き上がりに差が出るようなので割合を変える実験も行いました。ガスコンロやIH調理器では火加減調整は容易ですが、炭火ではそうはいきません。美味しく炊けるよう常時状態を観察していきます。

蒸らす時間を含めて待つこと50分。水の割合の違いは歴然でした。無事に炊き上がったもの、おこげがあるもの、生煮え、おかゆと・・・実験をやった甲斐がありました。米価が高騰している昨今ですから、失敗したものもリカバリーできないかの実験も行い、無事に炊き上げることができました。炭火の遠赤外線効果でふっくらと炊けていて、竹の風味をまとったごはんは格別の美味しさでした。スタッフ同士、ごはんの固さの好みが分かれたことも興味深かったです。

この日は合計12合のお米を使用、ほぼ廃棄を出すことなく、全て炊き上げ完食しました。初めての竹炊飯はリカバリーも含めて成功。この感動を、この美味しさをお客様にも味わってほしいと心から思いました。

準備と段取りの大切さ
当社に語り継がれる仕事の流儀として「出船につける」(*2)があります。「出たとこ勝負」ではお客様の期待を上回る仕事はできず、用意周到、準備完了であることが仕事の流儀です。
(*2)関連記事のリンクはこちら ☞ 仕事の流儀 出船につける
今回のイベントでもその流儀を貫き、チーム全体が同じ目標に向って協力し合い、成功するために「じゃあどうする」を話し合いながら試行錯誤しました。その結果、具体的な手順の明確化と段取りを細かく設定することが出来ました。
ことわざにもある「段取り八分、仕事二分」は、当社で言う「出船につける」と同じ様な意味です。仕事だけではなく、勉強や資格取得、日常生活にも取り入れることが可能です。意識して実践してみてはいかがでしょうか。