サービススキルコンテスト社内決勝大会2024
2024.12.05
エンジニアの人財育成やモチベーション向上を目的に、50年以上続くトヨタ自動車と全国トヨタ販売店による名物企画が、サービススキルコンテスト(旧称:サービス技術コンクール)です。
かつては高難度な課題をいかに正確に、早く整備できるかといった技術を競う時代もありましたが、クルマの技術革新やお客様ニーズの多様化にあわせて進化し、最近は日々積み上げた技術やチームワークなど「店舗総合力を披露する場」となっています。
社内決勝大会
当社は2024年11月に社内決勝大会を行いました。今大会は「車検競技」「受付競技」に加え入社3年次以下の若手エンジニアを対象とした「若手エキシビジョン」が設けられ、各競技とも予選を通過したトップ6のチーム・スタッフが参加し、店舗の仲間や家族が見守るなか競技が繰り広げられました。
夢中になれる場
出場選手にとってサービススキルコンテスト決勝大会は晴れ舞台です。競技が始まると会場には凛とした緊張感が張り詰め、選手たちの真剣な眼差しや、テキパキとした動き、丁寧なお客様への説明が印象的でした。
また、観覧席には選手の動きや言葉を見逃すまい・聞き逃すまいと真剣に見守る社員がおり、競技の節目には選手への拍手やエールも飛んでいました。
大人たちがこれだけ夢中になれる場があること、それがずっと続いていることが当社やトヨタの魅力であると再認識しました。
笑顔あり、涙あり、アツイ1日
「車検競技」と「受付競技」は3位までが入賞として表彰されました。表彰式では車検競技で優勝したチームが店舗名が読み上げられた瞬間、万感の想いが溢れたのか、涙を流す様子が見られました。
選手のこれまでの歩みや、昨年大会の様子(優勝チームの1名は、昨年の大会にも出場)を思うと、今大会で発揮したパフォーマンスだけではなく、この場に至るまでに積み上げてきた努力や仲間との絆が、選手にはかけがえのないものだったのだろうと思います。
また会いたい人づくり また来たい店づくり
当社が掲げるビジョン「町いちばんのマイカーライフクリエイター」になる為に、現在当社では「また会いたい人づくり」「また来たい店づくり」に取り組んでいます。
サービススキルコンテスト社内決勝大会は、その体現に繋がる「スキル」と「心」を間近に見て、感じることが出来た企画となりました。
うつのみや人づくりフォーラム『宮っ子ジョブタウン』
2024.11.17
第17回うつのみや人づくりフォーラム『宮っ子ジョブタウン』に出展しました。
人間力の高い、心豊かでたくましい人づくりの実現を目的としたイベントで、宇都宮市教育委員会などで構成されるうつのみや人づくり推進委員会が主催しています。
講演会やステージイベントのほかに、宇都宮市内に事業所がある企業や団体による職業体験『宮っ子ジョブタウン』にわれわれネッツトヨタ栃木も出展しました。
この職業体験では仕事をした対価としてイベント限定の疑似通貨“ドリ”が支払われ、イベント会場内のマーケットで買い物をすることができます。社会のしくみを学ぶ体験型のプログラムです。
ネッツトヨタ栃木のブースではタイヤの取り付けとねじ回し体験をお子さん専用のつなぎに着替えて行いました。
お子さん専用のつなぎと言っても、サイズがキッズサイズなだけで、私たちが会社で着用している作りもデザインも布地もまったく同じものを準備しています。
幼い頃の記憶は朧気なようでいて鮮明で後々の進路や趣味嗜好などへの影響は計り知れません。ごっこではなく、本物のつなぎを着て、本物の道具での整備作業を経験する機会を提供しています。
事前予約制の運営でしたが、体験中の様子やつなぎを見て興味を持ち、参加したいとの声が多く、当初受け入れ人数に追加枠を設けて大盛況でした。
職業体験中ひとつだけ勝てなかったものがあります。
イベント会場となった宇都宮市立南図書館はJR雀宮駅に近く、新幹線の高架橋が目の前にあります。どこのブースの子どもたちも新幹線が通るたび、目で追っていたのでした。
ネッツ整備スクール
2024.11.17
昨年も大好評だったネッツ整備スクールを開催しました。
こちらのイベントは整備の授業を通して、お子さんたちにクルマについて興味を持ってほしい、もっと好きになってほしいという思いを込めて運営しています。
今年のネッツ整備スクールは整備、板金塗装、観光バス、EVカートと4つのコンテンツを当社スタッフとともに学生インターンの方々に協力いただいて行いました。
コンテンツ1 整備
整備のコンテンツではタイヤの取り外しや点検用のハンマーを使って音の違いでネジの緩みを確認、緊急時に脱出するためのドアガラス割り方などの授業を行いました。
特にドアガラスの割り方は保護者の方々も興味津々。
ドアガラスの上で大人が飛んだり、跳ねたりしてもビクともしないものが、専用のハンマー『レスキューマンⅢ(ハンマー&カッター)』※を使ってコツンッとするだけで簡単に割れる様子に驚かれていました。
※レスキューマンⅢは当社店舗で購入が可能です。なお、当社で発煙筒の交換が必要な場合はピック付発煙筒をお出ししています。こちらのピックでレスキューマンⅢと同様にドアガラスを割ることができます。
コンテンツ2 板金塗装
板金塗装のコンテンツでは色当てクイズや実際のクルマに塗装する体験を行いました。
お客様のお車をお預かりして塗装する際は環境にも、人体にもやさしい水性塗料を当社は使用しています。今回の塗装体験ではさらに安全に配慮し絵の具を使用しています。
コンテンツ3 観光バス
観光バスのコンテンツでは観光バスの車内外の設備の見学やホイッスルを使った誘導体験を行いました。
今回登場した観光バスは当社スタッフの自家用で普段は家族や友人で旅行をする時に使用するそうで、愛車のバスへの熱い思いが終始ほとばしっていました。
コンテンツ4 EVカート
EVカートのコンテンツでは車の基本性能である『走る・曲がる・止まる』を体感しながら、横断歩道や一時停止の標識などの交通安全ルールを学ぶ体験を行いました。
お子さんたちははじまりから終わりまで、元気いっぱい笑顔いっぱいで楽しんでくれたことが表情から伺えて、疲労困憊の我々スタッフも充実感を得られた一日でした。
第34回全国産業教育フェア(さんフェアとちぎ2024)
2024.11.02
第34回全国産業教育フェア(さんフェアとちぎ2024)に栃木県立矢板高等学校介護福祉科のサポートで参加してきました。
全国産業教育フェアとは
農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉・特別支援教育・総合のそれぞれの産業に従事するための知識、技術等を習得するための教育を産業教育と言います。
専門高校等で学ぶ生徒が日頃の学習の成果を披露する場であり、生徒自身のモチベーションアップや一般の方への理解、魅力発信も行っています。年に1度全国的規模で開催され、今年は栃木県が開催地となり、2日間宇都宮市内の複数の会場で行われました。
矢板高等学校介護福祉科の展示内容
◆学科紹介
◆地域と連携した活動紹介および共同制作グッズ頒布
◆学習内容紹介
◆セラピーロボット体験
◆移乗ロボット体験
◆福祉用具紹介
◆ウェルキャブ車(福祉車両)展示および車いすのまま乗れる乗降介助体験(※当社サポート)
◆ドライビングシミュレータでの手動運転装置の操作体験(※当社サポート)
◇ライスレジン袋配布(※当社サポート)
矢板高等学校介護福祉科の生徒の声
👥ウェルキャブ車への乗降介助の練習は親しい人と行っていたのですが、実際に来場したお客様を対応してみてすごく緊張しました。
👥体験を通して車いす利用者の視点やウェルキャブ車について少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
👥お客様がみんな笑顔で帰ったので自分も嬉しくなったし、自信に繋がりました。
👥体験しに来てくれるお客様は大人が多いと思っていたが、今回フェアに参加している他の学校の高校生も来てくれたのが意外でした。
👥腕が疲れました。
👥人を持ち上げるのが怖かったし、大変でした。
👥初めて乗る人はびっくりするし、自分も乗ってみて(乗降の際に斜めになるので)怖いと思いました。
声掛けの大切さが分かりました。
👥1年生なので授業で車いすはそこまで使っていないので、車いすを斜めにするのが難しかったです。
👥説明しながら介助を行うのが大変でした。
車いすを持ち上げる時は私もお客様もお互いに緊張する場面で、声掛けの大切さをあらためて感じました。
👥思っていた以上に人がたくさん来すぎて、用意したパンフレットがなくなってしまった。
👥ネッツのつなぎを着ることができて嬉しかった。
展示エリアを訪れたお客様の声
👥手動運転装置というものがあることをはじめて知りました。
👥レーシングカーの走行音が聞こえて、人もいっぱい居て楽しそうと思って寄ってみました。
👥器具を見るだけでなくて、実際に触って体験できることがいいと思いました。
👥手動運転装置を触ってみると、想像していたこととは全然違いました。
👥普段運転している感覚とは違って手動運転装置の操作が難しかったです。
👥スロープが長いタイプもあると聞いたので、そちらの車でも乗降介助体験してみたくなりました。
👥介護福祉の展示になんで車の運転ゲームがあるの?と思いましたが、
説明を受けて障がい者への社会復帰のサポートを行っていることがわかりました。
👥足を使わずに運転ができたり、左足でのペダル操作に変えられること、義手や握力のない方でも専用のノブを付ければ運転できることにビックリしました。
👥パンフレットの入った袋を受け取った時に「お米で作っていますが、食べないでくださいね!」と言われました。環境にも配慮しているのはいいことだと思いました。
(ネッツトヨタ栃木で使用している手提げ袋です。食用ではないお米を材料にしたバイオマスプラスチックでつくられています。)
👥もう少し運転したかった。
👥福祉車両が実際に販売されていたり、レンタカーがあることを初めて知りました。
👥ぜひ熊本にこの機械を持ち込んでほしい!出張してもらえませんか?
👥高校生と地元企業さんで一緒になって、こういう体験ができることが素晴らしい!
サポートとして参加してみて
ありがたいことに沢山の来場があり、賑わいが絶えない2日間でした。
矢板高等学校介護福祉科の生徒の皆さんは、一人でも多くの方に立ち寄っていただこうと声掛けを行ったり、車いすを持ち上げることがうまくいかなければ先生や当社のスタッフにコツを聞いたりと、一人ひとりの生徒さんが自ら考えて行動されていました。車いすの乗降介助を難しいと言っていた生徒さんが徐々に自信をつけていく姿や、体験された方が笑顔でお帰りいただく様子を見ていて胸が熱くなりました。
参加された生徒の感想にもありますが、車いすを利用される方の視点やウェルキャブをより多くの方に知っていただくことの大切さを学びました。カーライフを通して今後も地域に根差した貢献活動、地域の方々から町いちばんで繰り返し選んで頂けるように活動を行っていきます。
1ページ(全6ページ中)