ネッツトヨタ栃木株式会社スタッフブログ
「キャリア」の記事
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みんなが働く環境をもっといいものに 女性活躍推進プロジェクト
2025.03.23
どんなプロジェクトなのか
ネッツトヨタ栃木は経営理念に「従業員の幸福の実現」を掲げており、それは“物心両面で豊かになる”ことで実現できると考えています。
そこで欠かせない事の一つが、安心して働ける環境や制度づくりです。
(経営理念の詳細はこちら☞https://www.netztochigi.co.jp/blog/company/detail/9497)
すべての社員が安心して働けるためにはどうするか、2025年4月に育児介護休業法が改正されることも踏まえ、子育てをしているママ社員によるワークグループ『笑顔輝く女性プロジェクト』を始動しました。
このプロジェクトではメンバーが自らの体験したことをベースに、綺麗ごとではなくリアルを語り合い、現有課題の共有と解決策の案出し、さらに未来を見据えてより良いあるべき姿を描くことに取組んでいます。
育児と仕事の両立
育児と仕事の両立に向けて、産休・育休や看護休、時短勤務など柔軟な働き方を支援する制度があります。とは言え、育児と仕事の両立は男女ともに悩むことが多いテーマです。それぞれの家庭環境(お子さまの年齢や家族・親族構成など)や職場環境によって、悩みや課題は変化しますので、メンバーは制度を活用して家庭や職場で助かったことや、困ったことなど体験談を共有し、事務局からは育児介護休業法の改正に合わせた就業規則の変更案がメンバーに共有されました。今回の変更で目指すのは法改正に合わせるだけでなく、社員にとって分かりやすく、他社にはない魅力を持つ制度にすることです。
【参考】
看護休暇や介護休暇は育児介護休業法上、給与の支払いの有無について規定されていませんが、当社は経営理念に照らし合わせ、兼ねてより有給としておりました。今回の育児介護休業法の改正は、今までの育児休業や介護休業と比べると、適用される期間が大幅に延長され、適用内容が拡大されますが、当社は社員の声も参考に、更なる拡充を目指しています。
パパ社員も参画
育児と仕事の議論が発展し、プロジェクトには男性営業スタッフでパパ育休(育児休業)を取得した社員もゲスト参加しました。
当初、男性営業スタッフはパパ育休の取得を悩んだそうで、当時の上司から「先駆者となって欲しい」「体験したことを周囲に伝えて欲しい」との後押しもあり、取得に踏み切りました。お客様は皆さん好意的で「流石トヨタだね」との言葉をいただいたそうです。
取得準備を1カ月前から行い、仕事を前寄りに進めたり、パパ育休明けにずらしたりと、自分のできうる限りの調整をされたとのことでした。自分でやり通したい思いと店舗の皆さんに大きな負担になるとのジレンマもあり、取得期間は2週間でした。
お話の中で印象的だったことは、法律や会社によって設けられた制度に対して受け身ではなく、自ら制度を知る姿勢も大切とのことでした。
プロジェクトメンバーの取組みへの思い
👥様々な環境の中で、女性一人ひとりが強くしなやかに、笑顔で輝き続けられる職場環境づくりを目指します。
👥育児だけでなく誰もが介護や生活環境、体調など様々な環境変化に直面する時がきます。環境の変化によって働き続けることを諦めることなくバランスを取りながら仕事ができるような柔軟な働き方が必要になる中「ネッツトヨタ栃木だからできる斬新かつスタッフが幸せになる働き方」を考えていきたいです。
👥女性だけでなく、ネッツトヨタ栃木の社員全員が安心して働き続けられるように活動していきたいです。
👥家庭内でも職場でも、女性が明るく元気に活動すると、その組織全体の雰囲気も明るくなります。その雰囲気を維持する為にはどうするか?まずは私達自身の会社の制度から根本的に見直し、改善する事を真剣に取り組んでまいります。
👥女性も安心して働き続けることができる環境づくりのお手伝いがしたいです。
👥時代の流れに沿った働き方、環境、働きがいがあり、知識を発揮できる職場づくりをしていきたいです。
👥この制度を通じて、社員一人ひとりがライフステージの変化に柔軟に対応し、それぞれの能力を最大限に発揮できる、そんな環境を実現したいと考えています。
ダイバーシティの推進
このプロジェクトメンバーの主語は『自分が』ではなく、『すべての女性が』『すべての社員が』と置くことが多く、For Youの視点で様々な意見が飛び交っています。
『笑顔輝く女性プロジェクト』として、まずはママ社員のワークグループで始動し、女性活躍推進の観点で、女性がいきいきと働ける、そしてずっと働き続けられる環境や制度づくりを目指していますが、スタッフごとに置かれている状況は若手からシニア、子育てをしているママ社員・パパ社員、ご家族の介護・看護をされているなど様々です。プロジェクトメンバーの提案範囲も女性活躍推進からダイバーシティの推進(多様性を尊重し活かす取組み)へと拡大もしつつあるため、今後のネッツトヨタ栃木を更に発展させる活動とも言えます。

サービススキルコンテスト社内決勝大会2024
2024.12.05
エンジニアの人財育成やモチベーション向上を目的に、50年以上続くトヨタ自動車と全国トヨタ販売店による名物企画が、サービススキルコンテスト(旧称:サービス技術コンクール)です。
かつては高難度な課題をいかに正確に、早く整備できるかといった技術を競う時代もありましたが、クルマの技術革新やお客様ニーズの多様化にあわせて進化し、最近は日々積み上げた技術やチームワークなど「店舗総合力を披露する場」となっています。
社内決勝大会
当社は2024年11月に社内決勝大会を行いました。今大会は「車検競技」「受付競技」に加え入社3年次以下の若手エンジニアを対象とした「若手エキシビジョン」が設けられ、各競技とも予選を通過したトップ6のチーム・スタッフが参加し、店舗の仲間や家族が見守るなか競技が繰り広げられました。
夢中になれる場
出場選手にとってサービススキルコンテスト決勝大会は晴れ舞台です。競技が始まると会場には凛とした緊張感が張り詰め、選手たちの真剣な眼差しや、テキパキとした動き、丁寧なお客様への説明が印象的でした。
また、観覧席には選手の動きや言葉を見逃すまい・聞き逃すまいと真剣に見守る社員がおり、競技の節目には選手への拍手やエールも飛んでいました。
大人たちがこれだけ夢中になれる場があること、それがずっと続いていることが当社やトヨタの魅力であると再認識しました。
笑顔あり、涙あり、アツイ1日
「車検競技」と「受付競技」は3位までが入賞として表彰されました。表彰式では車検競技で優勝したチームが店舗名が読み上げられた瞬間、万感の想いが溢れたのか、涙を流す様子が見られました。
選手のこれまでの歩みや、昨年大会の様子(優勝チームの1名は、昨年の大会にも出場)を思うと、今大会で発揮したパフォーマンスだけではなく、この場に至るまでに積み上げてきた努力や仲間との絆が、選手にはかけがえのないものだったのだろうと思います。
また会いたい人づくり また来たい店づくり
当社が掲げるビジョン「町いちばんのマイカーライフクリエイター」になる為に、現在当社では「また会いたい人づくり」「また来たい店づくり」に取り組んでいます。
サービススキルコンテスト社内決勝大会は、その体現に繋がる「スキル」と「心」を間近に見て、感じることが出来た企画となりました。

サービススキルコンテスト社内決勝大会
2023.11.01
今大会から大きく生まれ変わったサービス技術コンクールについてご紹介します。
50年以上の歴史ある大会
サービス技術コンクールは1966年以降、50年以上の歴史を刻み、エンジニアの人材育成やモチベーション向上に、全国のトヨタ販売店とトヨタ自動車の両輪で推進してきた企画です。
ネッツトヨタ栃木では、この大会へのチャレンジが社風として根付いており、2007年開催の第25回ネッツサービス技術コンクール全国大会では、故障診競技で優勝、メンテナンス競技で準優勝という成績を収めております。
大会がモデルチェンジ
この歴史あるサービス技術コンクールが、お客様の幸せの量産に向けて「日常業務」で培った店舗総合力を披露する場へとモデルチェンジを図りました。従来はエンジニア個人の技術力を披露する場でしたが、今後はエンジニア個人の技術力+人間力を披露する個人競技に加え、営業スタッフやフロアスタッフ、サービスアドバイザーも参加してチームワークを披露するチーム競技の開催が検討されております。
今回はエンジニア個人競技の社内決勝大会が開催されましたので、その様子をレポートします。
サービススキルコンテスト社内大会の概要
出場資格は店舗在籍でトヨタサービス技術検定1級保持のエンジニアとし、過去のサービス技術コンクール地区大会・全国大会に出場経験者は対象外とされました。9月には出場資格を持つ43名のエンジニアが学科競技に挑み、上位6名が決勝出場となりました。決勝はお客様応対(受付・問診とお引渡し説明)と故障診断・修理作業の実技を60分で行いますが、定休日の開催ということもあり、会場のネッツトヨタ栃木総合物流センターには、200名以上の社員やご家族が集まり競技を観戦しました。
トヨタサービス技術検定1級とは
トヨタでは知識修得と技術向上をステップごとに独自の検定試験で確認し、国家資格だけでなく、トヨタ自動車が認めるエンジニアの証となる資格制度があります。トヨタサービス技術検定1級は、トヨタ自動車が認定する1~4級の独自資格のなかで最高峰となり、自動車の総合診断の知識のみならず、様々な専門知識と診断能力を有したサービスエンジニアが取得できます。
今回の社内大会はトヨタサービス技術検定1級保持が参加条件となりましたので、決勝出場選手6名をトヨタ検定取得歴と合わせてご紹介します。また、サービス技術コンクール(現サービススキルコンテスト)観戦歴25年の筆者目線で感じた、エンジニアに求められる能力についてもまとめてみました。
点検整備や修理作業の基本能力
お客様のお車を整備するための知識や技術だけではなく、車両の取り扱い、工具や設備の取り扱い、作業姿勢などもエンジニアの基本能力として求められます。これらは安全作業の観点でも重要です。競技中は様々な工具や機器を使いながら手際よく作業を進める選手の姿が印象的でした。
トヨタエンジニアとしての専門能力
今回は故障診断と修理作業の実技ということもあり、専用のパソコンを用いた診断や解析データを基にした判断が重要だったように感じました。車両技術は日々進化しますので、エンジニアとクルマの係わり方も変化します。今後はパワートレーンの電動化など一段と変化が加速しますので、トヨタエンジニアとして最新の技術を学び続けること、その技術を実践することはとても大切です。
お客様応対能力・人間力
競技には受付とお引渡しも含まれます。笑顔・挨拶・身だしなみ・言葉遣い・立ち居振る舞いなどの基本事項に加え、受付時には系統立てた問診による状況把握と要因推定、お引渡し説明では分かりやすい修理結果の説明が大切です。今回の競技ではお客様の気持ちを察した話し方や、メモを取りながら真剣にお客様のお話を聞く選手の姿が確認できました。
競い合い・学び合い・磨き合う
社内大会は全国トヨタ販売店サービススキルコンテストの地区大会の出場選手選抜も兼ねます。決勝出場選手6名の中から、会社の代表として地区大会に出場できる選手は1名のみ、競技中は独特の緊張感がありました。
選手たちは日常業務で培ったスキルを基に自己研鑽しこの日を迎え60分の競技に挑みます。その姿を応援する社員たちも学びの場となります。特に若手のエンジニアたちは選手の動きを見つめ、受付や引渡しでは話法を聞き逃すまいと、観覧席の最前線で聞き耳を立てる社員の姿もありとても印象的でした。
真剣に挑戦することの素晴らしさ
表彰式では選手たちの様々な想いが交錯し、涙を浮かべるシーンもありました。競技時間は60分ですが、ここに至るまでの濃密な訓練期間や、この大会に憧れてエンジニアとして成長してきた長い日々が選手たちにはあります。また、選手を支えた会社の仲間たちやご家族への想いもあったのだと思います。
大会名称はサービス技術コンクールからサービススキルコンテストに変わりましたが、いつの時代もトヨタ自動車やネッツトヨタ栃木が大切にしたいことは技術やスキルだけでなく、真心(こころ)を込めた仕事です。真剣に挑戦したからこその喜びや悔しさが、エンジニアという仕事を通して、ネッツトヨタ栃木が目指す人財ビジョン「町いちばんのマイカーライフクリエイター」の実現へとつながっていくのだと感じた大会でした。

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