第34回全国産業教育フェア(さんフェアとちぎ2024)
2024.11.02
第34回全国産業教育フェア(さんフェアとちぎ2024)に栃木県立矢板高等学校介護福祉科のサポートで参加してきました。
全国産業教育フェアとは
農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉・特別支援教育・総合のそれぞれの産業に従事するための知識、技術等を習得するための教育を産業教育と言います。
専門高校等で学ぶ生徒が日頃の学習の成果を披露する場であり、生徒自身のモチベーションアップや一般の方への理解、魅力発信も行っています。年に1度全国的規模で開催され、今年は栃木県が開催地となり、2日間宇都宮市内の複数の会場で行われました。
矢板高等学校介護福祉科の展示内容
◆学科紹介
◆地域と連携した活動紹介および共同制作グッズ頒布
◆学習内容紹介
◆セラピーロボット体験
◆移乗ロボット体験
◆福祉用具紹介
◆ウェルキャブ車(福祉車両)展示および車いすのまま乗れる乗降介助体験(※当社サポート)
◆ドライビングシミュレータでの手動運転装置の操作体験(※当社サポート)
◇ライスレジン袋配布(※当社サポート)
矢板高等学校介護福祉科の生徒の声
👥ウェルキャブ車への乗降介助の練習は親しい人と行っていたのですが、実際に来場したお客様を対応してみてすごく緊張しました。
👥体験を通して車いす利用者の視点やウェルキャブ車について少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
👥お客様がみんな笑顔で帰ったので自分も嬉しくなったし、自信に繋がりました。
👥体験しに来てくれるお客様は大人が多いと思っていたが、今回フェアに参加している他の学校の高校生も来てくれたのが意外でした。
👥腕が疲れました。
👥人を持ち上げるのが怖かったし、大変でした。
👥初めて乗る人はびっくりするし、自分も乗ってみて(乗降の際に斜めになるので)怖いと思いました。
声掛けの大切さが分かりました。
👥1年生なので授業で車いすはそこまで使っていないので、車いすを斜めにするのが難しかったです。
👥説明しながら介助を行うのが大変でした。
車いすを持ち上げる時は私もお客様もお互いに緊張する場面で、声掛けの大切さをあらためて感じました。
👥思っていた以上に人がたくさん来すぎて、用意したパンフレットがなくなってしまった。
👥ネッツのつなぎを着ることができて嬉しかった。
展示エリアを訪れたお客様の声
👥手動運転装置というものがあることをはじめて知りました。
👥レーシングカーの走行音が聞こえて、人もいっぱい居て楽しそうと思って寄ってみました。
👥器具を見るだけでなくて、実際に触って体験できることがいいと思いました。
👥手動運転装置を触ってみると、想像していたこととは全然違いました。
👥普段運転している感覚とは違って手動運転装置の操作が難しかったです。
👥スロープが長いタイプもあると聞いたので、そちらの車でも乗降介助体験してみたくなりました。
👥介護福祉の展示になんで車の運転ゲームがあるの?と思いましたが、
説明を受けて障がい者への社会復帰のサポートを行っていることがわかりました。
👥足を使わずに運転ができたり、左足でのペダル操作に変えられること、義手や握力のない方でも専用のノブを付ければ運転できることにビックリしました。
👥パンフレットの入った袋を受け取った時に「お米で作っていますが、食べないでくださいね!」と言われました。環境にも配慮しているのはいいことだと思いました。
(ネッツトヨタ栃木で使用している手提げ袋です。食用ではないお米を材料にしたバイオマスプラスチックでつくられています。)
👥もう少し運転したかった。
👥福祉車両が実際に販売されていたり、レンタカーがあることを初めて知りました。
👥ぜひ熊本にこの機械を持ち込んでほしい!出張してもらえませんか?
👥高校生と地元企業さんで一緒になって、こういう体験ができることが素晴らしい!
サポートとして参加してみて
ありがたいことに沢山の来場があり、賑わいが絶えない2日間でした。
矢板高等学校介護福祉科の生徒の皆さんは、一人でも多くの方に立ち寄っていただこうと声掛けを行ったり、車いすを持ち上げることがうまくいかなければ先生や当社のスタッフにコツを聞いたりと、一人ひとりの生徒さんが自ら考えて行動されていました。車いすの乗降介助を難しいと言っていた生徒さんが徐々に自信をつけていく姿や、体験された方が笑顔でお帰りいただく様子を見ていて胸が熱くなりました。
参加された生徒の感想にもありますが、車いすを利用される方の視点やウェルキャブをより多くの方に知っていただくことの大切さを学びました。カーライフを通して今後も地域に根差した貢献活動、地域の方々から町いちばんで繰り返し選んで頂けるように活動を行っていきます。
栃木トヨペットグループ親善野球大会
2024.11.01
栃木トヨペット・トヨタL&F栃木・ネッツトヨタ栃木のグループ3社で野球大会を行いました。
目的は親交・親睦を深めること
2024年のスポーツの日(10/14)に、栃木トヨペットグループ3社で親善野球大会を行いました。
この大会は今年初開催となりますが、3社間の親交や県内各地で活躍する社員間の親睦を深めることを目的に企画されました。
いざ開会
秋晴れのもと3社の野球部が集まり開会。3チーム総当たりの3試合を行い、選手たちの溌剌としたプレーが繰り広げられました。
また、応援に訪れた社員や社員のご家族は、球場に到着すると今回の為に用意した各社のロゴ入りタオルを受取り、試合観戦やケータリングを楽しみながら親睦を深めました。
コミュニケーションの活性化
栃木トヨペットグループの社員は1,300名を超えますが、選手も応援に訪れた社員も普段はそれぞれの企業の各職場で活動しており、職場でのコミュニケーションは限られます。また、コロナ禍ではオンラインという新たなコミュニケーションが普及した一方で、リアルに人が集まる機会は激減し、全体としてコミュニケーションの量は減り、交流の範囲は縮小したと感じます。
親善野球大会を通して、久しぶりに職場を超えたコミュニケーションが出来たり、「あの人は何処の誰?」という他者への関心が沸いたことはとても良かったと思います。
下野奨学会への寄付
今回の親善野球大会は会場で募金を行い、選手や応援に訪れた社員の善意加え、各社からの寄付をあわせた372,502円を下野奨学会の交通遺児奨学金に寄付しました。 この取り組みもグループ3社共通の経営理念に資する活動です。
経営理念の詳細はこちら 経営理念・ビジョン・バリュー
矢板高等学校 ウェルキャブ出張勉強会
2024.10.20
栃木県立矢板高等学校 介護福祉科2年生19名のみなさんにウェルキャブ(福祉車両)の出張勉強会を実施しました。
実施内容
◆ウェルキャブ車(福祉車両)、車いすのまま乗れる乗降介助方法
シエンタ車いす仕様車タイプⅠ(スロープ車)
シエンタ車いす仕様車タイプⅢ(ショートスロープ車)
◆ドライビングシミュレータ(運転支援装置)
手動運転装置
旋回ノブ
左足アクセル
◆車いすの使用方法、注意点など
ウェルキャブとは
トヨタで取り扱っている福祉車両シリーズの名称が「ウェルキャブ」です。
使用環境やお体の状態に合わせて、さまざまな装置や装備を取り付けることが可能で、国内自動車メーカーでは最多の車種と仕様・タイプがあります。
ネッツトヨタ栃木では福祉車両専門店舗ウェルキャブステーションを運営しています。
(https://www.netztochigi.co.jp/store_list/netz_welcab_station)
視て・聴いて・触って・やってみよう
スロープの長さが違う車いす仕様車を2台用意。
両方のメリット・デメリットや介護を受けられる側の視点を交えて車いすの乗降介助を体験していただきました。
休み時間には介護福祉科以外の先生やたくさんの生徒さんに集まっていただき、ウェルキャブを知っていただくいい機会となりました。
また、車いす介助時の注意点も実際に起こりうるケースを数パターン実演しながらお伝えしました。
車いすの車輪がぬかるみにはまって2人がかりで押しても全く動かないものをどうしたらいいのか、声掛けの大切さや介助時の死角なども知っていただき、生徒のみなさんに体感していただきました。
簡単と思われがちな車いすの特性や点検の必要性、安全について知っていただくことができたかと思います。
手だけで運転ができる
クルマの運転に際して、お体の状態によってはハンドルやペダルの操作が難しく、移動の自由が制限されてしまうことがあります。
そこで手によるアクセルとブレーキ操作が可能となる手動運転装置の出番です。
今回は手動運転装置付きのシミュレータを用いて、どのような操作で運転できるかを体験していただきました。
このシミュレータは片手でハンドル操作が可能となる旋回ノブ、通常右足で操作するアクセルを左足で操作ができるようにする装置も搭載していますので、安全な環境でお体の状態に合う装置を確認することができます。
第34回 全国産業教育フェア栃木大会(さんフェアとちぎ2024)に向けて
今回は第34回全国産業教育フェア栃木大会(さんフェアとちぎ2024)に向けた勉強会でした。
10月26日(土)、27日(日)マロニエプラザ大展示場で矢板高等学校介護福祉科の生徒のみなさんが説明員としてネッツブルーのツナギを着用し、ご来場されたお客様に紹介をしていただきます!
■福祉車両の展示、介助体験(トヨタシエンタ車いす仕様車タイプⅢショートスロープを出展予定)
■手動運転装置、旋回ノブ、左足アクセルを搭載した運転体験(シミュレータ出展予定)
ネッツトヨタ栃木もサポートとして参加しますので、ぜひお立ち寄りください。
(https://www.tochigi-edu.ed.jp/sanfair2024/)
トヨタ未来スクール『STOP温暖化!カーボンニュートラル実験教室』開催
2024.10.13
壬生町立稲葉小学校にてトヨタ未来スクール『STOP温暖化!カーボンニュートラル実験教室』を行いました。
トヨタ未来スクールとは
トヨタ自動車グループと全国のトヨタ販売店による、トヨタの仕事を通してさまざまな社会課題やテクノロジーを学ぶ小学校向けの出張授業です。
元々はトヨタ原体験プログラムという名前で2008年にスタートし、2021年よりトヨタ未来スクールと名称を変更しました。
これから先の未来を担う子どもたちに、クルマをきっかけとして興味や関心を持ってもらい、可能性を拡げるための活動です。
カーボンニュートラルは世界共通の課題
カーボンニュートラルとは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)をはじめとする温室効果ガスの排出量の削減と、それを吸収するために森林保全や植林による強化を行い、排出量を吸収量で相殺して実質的ゼロにすることです。
世界全体で実現に向けた取り組みを行うことにより、地球環境の持続可能性に貢献することができます。120以上の国と地域が『2050年カーボンニュートラル』という目標を掲げています。
また、壬生町ではゼロカーボンシティ宣言をしており、今回訪問した稲葉小学校でもカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを行っています。
カーボンニュートラルを正しく理解し、楽しく学ぶ
今回の未来スクールは、壬生町立稲葉小学校の5年生を対象に、カーボンニュートラルについて正しく理解し、どのように取り組むことで実現に近づけるかという授業を2部構成で行いました。
まず、前半パートはスライドで温室効果ガスの排出をどのように削減、吸収していくかを学び、街のマップを用いてマップ上の温室効果ガスの原因となるものを減らすものへと置き換えするワークです。
後半パートはソーラーパネルで発電した電気から水素を作って貯め、その水素を使ってミニカーを動かす実験を行いました。
ソーラーパネルの電気は有限な資源である化石燃料とは異なり、常に自然界に存在するものなので再生可能エネルギーと呼ばれ、水素は使用しても二酸化炭素(CO₂)が排出されない次世代エネルギーとして注目されています。
未来を担う子どもたちへ
壬生町立稲葉小学校のみなさんと一緒に学んだ2時間の授業は、身近なくらしや地球のことから、最先端のテクノロジーまで、凝縮した内容でした。この授業が子どもたちの学習や未来の選択に向けた一助になれば幸いです。
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